その男は、飛騨からやって来た。
類まれなる彫刻と建築の腕前を持ち、当時の城主の命令を受けて、ある建築物を造ることになった。
釘をいっさい使わないその技術もさることながら、
細部にまでこだわった造形の美しさは、完成前から評判が高かった。
「できた・・・。」
すべての作業が終わった時、男はそうつぶやくと、
黄金でできた小さな鳥居を懐から出して屋根裏に取り付けたという。
この男と黄金の鳥居の話は伝説となり、
その場所を示した1枚の絵とともに語り継がれている。
絵は何度か描き直されているようだが、
現代に伝わるものを公開しよう。
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