おのれ、人間どもめ!ワシが黙っておればいい気になりおって!
我がもの顔で木々を切り倒し、山を掘り返しおる。万物に宿る神々、霊魂のことなどまるで歯牙にもかけぬ。ええい、もう我慢ならん!ワシが直々に罰を与えてくれようぞ!
大団扇で嵐を呼び、人間どもの住処を吹き飛ばしてくれる。我が一族にもあらぬで、鼻を高くした報いだ。この国で一番大きいといわれるワシだ。ただでは済まんぞ。
だが、問題がある。ワシは日の出ている間は鉄でできた仮の姿に押し込まれ、動くことが叶わぬのだ。その間に人間どもに大団扇が奪われないともかぎらぬ…
よし、カラスどもよ!日が沈むまでワシの大団扇が奪われぬように、しかと見張るがよい。
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