今日はこれといった冒険依頼もなく、先生の書斎の掃除を頼まれた。冒険者として様々な依頼を受けている先生の書斎は、お宝に関する資料でごった返していた。
資料の山をひっくり返すと、埃を被った手帳が出てきた。書かれていたのは、手書きの地図のようだ。
あれ、この筆跡はどこかで……これ、先生の字じゃないか!
「その地図は役に立たんよ。縮尺も大きすぎるし、地図の通りに向かっても何も見つからんぞ」
そう話す先生は妙にそわそわしていた。きっと何か隠しているに違いない。さらに書斎を調べていくと、この地図についての記述を発見。この地図は先生が駆け出しの頃に探していた黄金像の行方を示していることがわかった。きっと今までこの存在を忘れていたんだろう。
「黄金像? 知らんなぁ。そういえば、サツキがきれいだと聞くな。お宝というのはそれのことじゃないのか?」
まだしらを切るつもりだ。きっと後でこっそり探しにいくんだろうな。 先生がそのつもりなら、僕が先に黄金像を手に入れてみせよう。先生、きっと驚くぞ。
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