これは世紀の大発見だ!と大騒ぎしていた友人が、謎の死をとげた。あいつは考古学者の端くれで、自分の研究室で死んでいたのを研究員に発見されたそうだ。
しばらくして、あいつの母親から、俺宛ての遺言書を渡された。遺言によると、あいつは学界で未だに謎の残っている、さる古代王国に関する研究をしていたという。その王国の正確な位置を記した古文書が存在することを突き止めたらしい。
考古学とは無縁である俺ならば、妨害を受ける事もないはずだと記してある。というのも、あいつは研究を止めるよう脅迫されていたらしい。
古文書を見つけ出し、世間に公表してほしい。それがあいつの願いだった。関わりたくないと言いたい所だが、親友の命懸けの願いなら、やっぱり無視はできない。
これは、遺言書と一緒に渡されたものだ。遺言の最後には、こう記されている。
「この人物の墓だといわれている場所に、古文書が眠っているはずだ」
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