この奇妙極まりないレントゲン写真を見つけたのは、自分が担当する患者のカルテを確認していた時だった。
何だこれは?本当に私が撮ったのか?身に覚えはないが、記録上には私の患者だと残っている。
カルテには患者の名前さえ書かれていない。 そんな初歩的なミスをしているとは到底信じられんな。
カルテを読み直してみると、患者は腹痛を訴えていたようだ。腹の中に異物あり、と診断している。
異物の正体は……金塊だと? 冗談もいいかげんに……いや、ちょっと待てよ。
この患者は、もしかして人間ではないのか? それどころか、生き物ですらない……。
必要なものは明かりだけ、メスも麻酔も必要ない。私は確信を胸に、カルテを手に病院を後にした。
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